 |
■2007/05/11 (Fri)
 |
 |
「コモンズ・メール 5月後半号」多用だったGW、考え、読み、反省 今年のGWは、28日の深夜に親類の訃報で、慌しく始まりました。29日は、熊 本県アーチェリー協会の総会を終え、昼過ぎから家族全員で鹿児島県霧島市まで、 お通夜に向かい、深夜帰宅し、30日は日常の仕事でした。 後半3日は、宮崎大に進学した娘の引越しの残りや生活雑貨を揃えるためと、 霧島の父母の迎いを兼ねて、宮崎行き。4日は家のカーテン修理、5日はホーム センター回り、6日は再度宮崎へ娘を乗せて荷物運びで終わりました。家に居た 分、少し本は読めたと思います。 5月後半は、所用が重なりそうで、メールマガジンを早めに配信します。ご笑 覧頂ければ幸いです。
「項目」 1.学校教育の前に、家庭教育有り 〜教育再生会議の議論を考える〜 教育で一番大切なものは家庭、親が教えるもの・・多忙な仕事はありますが、 子供に親の考えを伝え、実践する姿を見せること・・
2.チャンスを掴む、ソニー型目的意識に学ぶ 植田正也著「電通、鬼十則」を読んでいます。その中の第5章に、「取り組んだら 「放すな」殺されても放すな、目的完遂までは」とありました。
3.まちづくり談議から、「美しい国」論議へ 食料やエネルギー資源戦略の遅れ。どこを向いているのか分からない外交。そし て、なぜ急ぐか説明のない憲法改正。なんと抽象的で場当たりで、国民生活の実 感と隔たった政権であるか。(高村薫氏、論評より)
4.自力、他力、人事をつくすは天命なり 自分で決心し、努力するのではなく、むしろおのずと「大きな力」によって、 自然に引き寄せられることなのではあるまいか。 「わがはからいにあらず」
5.「男と女の民主主義」NHK<この国を見つめ>を見て 男女共同参画社会実現に、家庭の在り様を変えるには、(収益のある)仕事重視 の社会価値観の改善が必要・・・
1.学校教育の前に、家庭教育有り 〜教育再生会議の議論を考える〜 教育再生会議の議論が頻繁に新聞紙上に載って来ます。教育の問題は、国の根 幹を成すものですが、教育で一番大切なものは家庭、親が教えるものではないか と最近感じています。ただ親が教え込むことは、感情的になり難しいと言う意見 も在ありますが、「子を見れば親が分かる」と言われるくらい、やはり親の影響は 多大と思います。
日本で世界に通用する女性の代表の一人は、JICA理事長の緒方貞子氏ではない かと思っています。緒方氏ご自身、多様な経験と学問を重ねて来られたと思います が、家庭教育の影響は大きいと思います。緒方氏は、大学者緒方洪庵にご縁の在 る方で、曽祖父は犬養毅、祖父の芳沢謙吉と国を代表する人物の家系にあります。
最近感じるのが、テレビのコメントで若い方もですが、中年、熟年の方の言葉 に感動するものが少ない気がします。言葉は、その人の教養の深さや興味よって、 心に響く度合いが違うように思います。 世の中から敬慕されるリーダーたちの言葉は、「常に社会を良くしたい」の思い が伝わって来るように感じます。言葉には、魂があると先人が語っていますが、 気持ちを込めて伝える姿勢が大事と思います。
子供の一番身近な大人は、親であり家族です。家庭の大人たちが、何を語りど んな行動をしているか、子供たちの最大の興味であり、目標と成っています。か つて子供は、父や母の姿を見て、そんな風に成りたいと思ったものですが、職場 と家庭が乖離し、親の生き方が見えない状況です。 「教育は家庭にあり」を再認識し、多忙な仕事はありますが、子供に親の考え を伝え、実践する姿を見せることが、教育再生で重要と思います。
2.チャンスを掴む、ソニー型目的意識に学ぶ またPHP文庫の植田正也著「電通、鬼十則」を読んでいます。その中の第5章 に、「取り組んだら「放すな」殺されても放すな、目的完遂までは」とありました。
そして意味の解説項に、最近のソニーの社員向け方針「会社は何を求め、その 内容は具体的にこうである」ということを示してあります。その「目的」と「目 標」が進入社員募集要項に書かれているそうです。内容は、下記の通りで「成果 =能力×意欲×プラス思考」と定義が、中身です。
@「能力」とは、次の4つと指摘してありました。 (1)基礎学力:問題解決のため学び必要な知識・方法論を持っている (2)表現力:自分の考えを他人に理解させることができる。また他人の考えを受け 入れることができるか (3)個性:だれにも負けない専門能力・得意分野を持っている (4)リーダーシップ:目標達成のためにリーダーとして人を動かすことができる A「意欲」とは、次の4つ。 (1)行動力:人のやらないことを人より早く行う (2)好奇心:どんなことも興味を持ち、チャレンジする (3)探究心:既成概念にとらわれず、常識を打ち破ることができる (4)ビジョン:こうしたい、こうなりたいと明確な目標を持っている B「プラス」思考は、次のことを示す。 常に物事を前向きに捉え、いかなる状況も楽しむことができる人が、チャンス とつかむ しかし2006年、皮肉なことにソニーは方針とは違い、未だに成果が出ていない のです。やはりどんな経営アイデアよりも、実践する勇気が有るかどうかが勝負 と、天才経営者を輩出した江戸期の商人たちの訓示に有ります。 日本国内の経営改革の進み具合は、ソニーしかり、日航しかりでなかなか成果 が見えて来ませんが、カルロス・ゴーン率いる日産自動車は、成功していると言 えます。
私は、ソニーの経営理論で、2.「意欲」の(2)好奇心と、1.「能力」の(2)表 現力に非常に興味を持っています。 好奇心=興味+行動力、 表現力=交渉力 と勝手に解釈しています。これまでの私の経験を検証から、反対意見を言う人ほ ど、相手に会う前の事前調査(興味分野)不足、会った時に思いを一方的に話す ばかりで、心にはなかなか響きかない気がします。坂本龍馬の出会は、一期一会 の「真剣勝負」、私も経験を重ね、少しでも龍馬に近づきたいと思います。
人生は、修行であると名僧たちが何度も語って来ました。その修行・苦行の人 生で、大事なことは、「プラス思考」を持つことと思います。そのためには、進む ビジョンが必要ですし、目的完遂の意欲の継続が大切と思っています。そして、 諸条件中でも「常に物事を前向きに・・」の思考が大切と思います。
陽明学の教えに「事上磨練」と言う言葉がありますが、日々変化する仕事にい かに工夫し、対応して行くが勝負と教えています。掲げる多くのテーマより、リ ーダーの一度の実践行動がはるかに影響を与えるとあります。 これから重要なのは、人生に目的意識を持てるかが、情報過多社会で生き延び ることにつながると考えています。 上記のことに、ご意見頂ければありがたいです。よろしくお願いします。
3.まちづくり談議から、「美しい国」論議へ 数日前、午後から建物の完成予想図のCG(コンピューター・グラフィックス) の打ち合わせ後、雑談談になり、地域のまちづくりから国民投票まで色々出まし た。無責任な論議は、面白いもので、最後は「原理原則の無い日本社会」に行き 着きました。 議論についての話をすると長くなるので、5月6日の地元紙に掲載された、作 家の高村薫氏のコラムの感想を書きます。コラムの題は「底流」、テーマは、「発 足7ヶ月の安倍政権〜政策面で生活実感と乖離〜」です。その最後の一節に、下 記の言葉がありました。
「・・(中略)、こうして眺めると、いまのところ「美しい国」の姿ではっきりし ているのは、憲法改正の道だけと言えまいか。高度成長時代に逆戻りしたかのよ うな経済感覚と、構造改革への意欲の薄さ。食料やエネルギー資源戦略の遅れ。 どこを向いているのか分からない外交。そして、なぜ急ぐか説明のない憲法改正。 なんと抽象的で場当たりで、国民生活の実感と隔たった政権であるか。」
と、結ばれています。 コラムの中身には、教育基本法、国民投票法の衆議院通過の速さに驚く。国・ 地方の借金1,000兆円あるのに、財政再建、年金改革の一元化、特殊法人改 革、地方分権改革は、後退より方向転換したかに思える。更に官邸主導危機管理 も掛け声だけは良かったが、現内閣との仕事の住み分けが上手く行っていない。 そして、何時も出てる政治資金の不透明問題、閣僚の失言等々、色々有った7ヶ 月・・・。
週明けから、戦後の占領下の政治機構内で、確たる理念を持ち行動した白州次 郎氏の意見をまとめた本に目を通しています。読むに、戦後の日本のドタバタ状 況と、今とそう換わらないように見えてきます。もし白州氏がお元気なら、現在の 様々な事件や事故、不祥事を見て、「独立国と言えるのか!」と、渇が飛びそう状 況と思います。
景気は、戻りつつあると言っても、借金1,000兆円の返済の糸口さえ見え ない財政。国民は、財政再建や年金改革、官僚機構の改革・削減を、真剣に検証 し続けることが必要と思います。 先輩と仕事の打ち合わせ後の雑談は、「政治、企業、国民が何をすべきか、真剣 に考える必要がある」と、とても奥の深い話に発展しました。
今朝の日記「高齢介護支援の現状悪化」は、小泉首相の規制緩和の影響からです が、安倍政権の一貫性なき姿勢が、末端の事業者や職員、大事な利用者にも混乱を 与えています。 夏の参議院選挙の投票が、今後の日本の進む方向に、大きく影響を与えると思っ ています。一人ひとりが、自分の譲れない原理原則を思い出し、社会に関心を持っ て行くことが必要と思います。
4.自力、他力、人事をつくすは天命なり 連休の前半に見た、五木寛之氏の著書から取ったNHKの番組「他力」と言うテ ーマで、仏教を検証するものでした。 それから私は、「他力」と云う言葉に惹かれて、五木寛之氏の本「他力」を、 100項目(困難な今を生きる100のヒント)あるのを、一日1つ読むことにして、 日々ページをめくっています。昨日、今日で、読んだものがすごく心に残りまし たので、ご紹介します。(以下、本分より引用)
G向こうからやってくるもの (中略)無心とは、これまで身に付いた様々な知識や感覚を捨て去ることです。 赤子のように素直になる、それはなかなかできることでない。 さらに<帰依する>とは、自分で決心し、努力するのではなく、むしろおのず と「大きな力」によって、自然に引き寄せられることなのではあるまいか。 「わがはからいにあらず」 と言う言葉が、そのことを見事に表現しているように思います。(中略) そうせずにはいられない、というところへ人はおのずと引き寄せられるのだ、 と考えるのです。
H人事をつくすは、これ天命なり (中略)ヨットは、まったくの無風状況であれば走ることができない。・・他力の 風が吹かなければ、私たちの日常も、本当は思うとおりにはいかないものです。・・
しかし、風が吹いてきたときに、ヨットの帆をおろして居眠りしていたのでは、 走る機会も逃してしまいます。ですから、無風状態がどれほど続いても、じっと 我慢し、注意ぶかく風の気配を待ち、空模様を眺めて、風を待つ努力は必要なわ けです。・・・ しかし、最近やっと納得できるようになってきたのですが、じつはその<自力> と見える努力も、本当は<他力>の働きではないのでしょうか。・・(中略) 「やる気」をおこすこと、また、「人事をつくして、天命を待つ」と言う気に、 おのずとさせる不思議な力、それこそまさしく<他力>の働きの本質でしょう。 「人事をつくして天命を待つ」 と言う言葉を、 「人事をつくすは、天命なり」 と、私は勝手な読み方をしています。<天命>を<他力>に意味に受けとめる のです。・・・ (五木寛之著「他力」より) 私はこの文章を読み感じたことは、日々生きている中で、「何でここで、この人 に会うの・・」、「どうして、こんな偶然が・・」と言う経験をされたことがある と思います。
信頼する先輩は、「偶然は無い、全て必然」とか言います。そんな偶然を何度も 経験したことを思い出します。このMIXIとの出会いもそうかもしれません。
「他力」は、他力本願の一般常識でなく、「天命」として「わがはからいにあ らず」の人生の流れの中でも、「人事を尽くす」ことが常に大事と古(いにしえ) より、訓示されている教えと思っています。五木寛之氏は、龍谷大学に2年通い、 法然、親鸞の足跡を辿りつつ、自分の目指す方向を「他力」に見つけたと語って います。
天の導き「天命=他力」の考えは、みなさんも目指す「自力」の努力があって こそ、心の育成に役に立つように思えます。「偶然(チャンス)」を導き出すのは、 日々の知識、感性を高める努力しかないのかもしれません。 *参考資料:五木寛之著「他力(TARIKI)」講談社
5.「男と女の民主主義」NHK<この国を見つめ>を見て ・起業塾仲間との再会 10日午前中現場調査の後、ハンドメイドの衣料や生活雑貨の展示会を仲間と やっている女性2人に、久々に熊本市中心地のイベント広場で、意見を交わした。 平日、通称「上通り商店街」の入り 口に出かけることはあまり無い。平日の繁華 街は、やはり熟年女性の通行が目に付きま した。手芸、染め、雑貨、日用品と、 身近なものを工夫を凝らし手作りしているグルー プの展示会には、道行く人たち が立ち寄っていました。
・元気ももらえる出会い この2人は、ミクシィ仲間でもあるのですが、九州発見塾の塾生であり、熊本 のベン チャー企業の育成塾仲間でもあります。ハーブ染めを中心に、商品開発し ている人は、 熊本県起業塾の一期生仲間で、私のものづくり分野と近いところも あり、色々なネットワークでも出会います。この2人の女性ネットワークは、様々 な展示会仲間と、イベント を企画してコミュニュティー・ビジネスを展開していま す。元気な二人に、元気をもらって帰りました。
・子育て試行錯誤 会話の中で、子育てのことが話題になり、外へ出ることが多い両人の思いと、 一般の 男性の悩みは同じだと気付きます。子供と一緒に居ることが難しい仕事を する中で、どう心を通わせるか、どこの家族同じですが、試行錯誤の毎日と推察 できました。
・(NHK-BS)この国を見つめ「男と女に民主主義」 自宅帰り、ビデオで撮り置きのNHK−BSの特集<この国を見つめ、男と女の民 主主義> なるものを見ました。五月連休前半にあり、一昨日も再放送されたもの です。仕事を辞 めて主婦になって子育てをする女性と、シングル・マザーに成る ことを決め出産する女 性の影像を見ながら色々と考えました。
主婦の家族は、遅い仕事の夫、2歳、4歳の子育てに追われ、一日中子供との 対面す る生活、狭い世界と、結婚するまでの仕事とのギャップに苦悩し、苛立ち、 悲しみ、自 暴自棄なり、うつ状態になったり、悩み続ける日々。
シングル・マザー志望の女性は、父は勤務医、母は教師の家庭で育ち、父は仕 事ばか り、家庭は全く顧みない父、母は仕事をしながら、家庭も一人で切り盛り した生活を見 て、父親はいらないと、母子家庭を選んだと言います。
主婦家族は、フィクションの物語ですが、日常ある風景で、ドキッとする場面 もあり、男女平等と言われて久しいのですが、家庭内の平等は未だに達成されて いない現実がありました。 我が家も、妻が仕事で忙しい時は、夕食の準備をしたりしますが、基本的に子 供たち は、妻の味付けと料理が好きなようで、妻が居たら家庭仕事は、妻が仕切 ることになり ます。
・男女共同参画社会実現の現状 表題の「男と女の民主主義」と言う、男女共同参画社会実現の推奨の中で、家 庭の在 り様を変えるには、(収益のある)仕事重視の社会価値観(金を稼ぐのが 重要)では、 少子化は改善されないように感じます。 子育て改善担当大臣が出来たとか聞きますが、北欧並みの育児支援が出来ない 限りは掛け声だけの政策で、少子化へ進む傾向は変らないように思います。
・仕事人間の男性の老後? シングル・マザー志望の女性の母は、孫が生まれてから娘の家に寝泊り、残さ れた父 は始めての自炊生活、ひとり暮らしが始まりました。父曰く「私は家庭の 仕事をまった くして来なかった。女性しか出来ない部分以外の男性ができること をして来なかったこ とで、夫婦の思いがずれていたことに気付いた」と語ってい ました。 そう語った次の日に、その父はぎこちない包丁で、レシピを見ながら、手の込 んだ料 理を作り、娘と妻の居る家に届けた場面がありました。夫としての家族再 生がこれから 始まるのかもしれません。
・男も女の民主主義は、それぞれで 男も女も心豊かに生活するとは「何か?」、それぞれが考えて、次世代育成も責 任と して共同でやることが大事なように思っています。 我が家は、たまに高校の娘の迎え、夕食の準備は私です。時々、夜だけ主夫の 真似事もしています。
・最後に、子育て支援の充実と理解 子育ての支援は、それぞれの家庭事情で違うので、一律に支援の国の方式で は、地方、家庭に事情に合わせた子育て対策が必要ですし、もっと企業が父親を 子育てに関わらせる社会貢献をするべきと思います。 フランスの少子化の改善は、社会の理解と色々な支援があってこそ実現できた と思っています。地方を中心にした子育て対策に期待をしています。
|
|  |